運送業は貨物・旅客・その他に分かれ、貨物には一般・特定・軽自動車運送や利用運送があり、旅客には貸切バスやタクシー、介護タクシーなどがあります。レンタカーも運送事業に含まれます。事業開始には運輸局への申請が必要で、許可後1年以内に運輸開始届を出さなければ許可が失効します。
レンタカー事業を始めるには自家用自動車有償貸渡業の許可が必要です。申請者に欠格事由がないこと、適切な車両や設備を備えること、任意保険への加入が求められます。申請は運輸支局に行い、カーシェアリングも同様の許可が必要です。許可は5年ごとに更新し、帳簿作成や報告書提出などの義務もあります。
介護タクシーは高齢者や身体障害者の移動を支援するタクシーで、介護保険の適用や輸送範囲により種類が分かれます。介護保険適用には指定事業所としての登録が必要で、運営には福祉輸送事業限定の許可が求められます。また、自家用車を使う場合には「ぶら下がり許可」が必要です。
マンション管理業は、管理組合から委託を受けて管理事務を行う業務です。登録には管理業務主任者の設置や財産的基礎などが必要で、5年ごとの更新が求められます。変更や廃業時は30日以内に届け出が必要で、業者には法的義務が課されています。
産業廃棄物許可は、事業活動で発生する廃棄物を適切に処理・運搬するために必要な法的許可で、収集運搬業許可と処分業許可の2種類があります。取得には施設や責任者の確保、事業計画の策定、財務基盤の確保が求められ、有効期限は5年間です。無許可営業は罰則や信用低下のリスクがあるため、適正な運営と法令遵守が重要です。申請手続きには計画作成、書類提出、審査を経て許可証が交付されます。
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